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BLOG 算命学あれこれ話

デビュー日でみるグループの宿命②

前回、BTSのデビュー日の2013年6月13日の各星の意味を確認してみました。

👉 https://sanmei-nadeshiko.com/2022/06/24/bts

今回はそれらの意味を連結させて、まとめてみようと思います。

(精神と現実から読み取れること)

現実(行動)は精神の星が影響を与えており、それにより現実が作り出されると前回お伝えしましたが、グループがもつ精神の起点は「龍高星」です。【庚】から生まれるため「創造」の意味が一番当てはまります。そのため「創造」の精神から、現実が展開されていくと言えます。

「龍高星」は既存のものを新しい形に変えていくパワーを持つ星ですが、知的好奇心に「天貴星」の学びと努力というの意味も加わり、たゆまぬ学びと努力の結果として、彼等が表現する世界が「創造」されていきます。

また「天貴星」「天恍星」を持つことから、存在自体に「華」があり、見る者を虜にする魅力にあふれていますが、「才能」を表す星が「調舒星」であることも特筆すべき点です。

「調舒星」は芸術や感性を表わし、音楽など間接的な伝達表現において「最大の能力を発揮する」星です。彼等の表現に多くの人が惹かれる理由が、ここからも解ります。

そして精神性は、最終的には「調舒星」へ向かっていきます。反発や葛藤のエネルギーも生まれるでしょうが、自分達が思い描く独自の世界観(完璧なる作品や芸術とも言える)を生み出していくはずです。

(BTSの使命とは?)

名前(氏名)には「使命」が宿ると言われますが、グループ名の由来は「(防弾チョッキのように)偏見から若者や自分たちの価値を守る」という意味があるそうです。特に未来を担う「若者」に想いを馳せ、伝達本能を発揮していることにも、うなづけます。

ファンとは「お客様」であり、場合によってはアーテイストの「補佐役」とも言えそうですが、この関係は現実世界で生まれるものです。

現実の星は「守備本能」の星が二つあります。特に西の「石門星」は和合性を表わし、【庚】から生まれる場合「特別意識を持った集団」を作り出します。この点が「ARMY」との関係性を見るポイントと言えそうです。「石門星」が燃焼することで、応援し応援されるというただの推しの関係ではなく、お互いが共通する目的をもつ絆でつながった特別な集団(ARMY)となり、集団でその目的を現実に実現していくというものです。

おそらくBTSには、アーティストとして表現するという「使命」以外にも、グループ名に込めた「想い」をARMYと共に実現していくことが、天から与えられたもう一つの使命ではないかと感じるのです。

(世界的活躍に繋がった運命)

高尾宗家は「誕生日、即運命でない」とおっしゃっていますが、それは、ただ星を持っただけでは「運命」は動かないということ意味しています。

BTSは、確かにアーティストに適する星を所有していますが、この世界的活躍は、星を持った上で「最大の努力と行動により、世界的活躍の運命を導いた」からなのです。

(新曲に星の意味が現れていた!)

”Yet To Come”の詩が、星が表している「宿命と運命」そのものを表現しているように感じさせてくれるため、その部分を引用します👇

Yeah the past was honestly the best これまでの日々は正直、最高だった
But my best is what comes next でも僕の最高の瞬間はこれからだ
We’ll be singin’ till the morn 夜明けがくるまで、僕らは歌い続けるから
But my best is what comes next でも僕の最高の瞬間はこれからだ 
그날을 향해 その日に向かって 
더 우리답게 もっと僕たちらしく
You and I best moment is yet to come 君と僕の最高の瞬間はまだこれからだ”

(天中殺期間に入ったBTS)

最後に、2022年2月から「天中殺」に入った点も見逃せません。BTSは今後のグループ活動については「休息の時間」をとるとし「個人活動」を行っていくことを表明しました。この発表が天中殺の期間と重なったことは、偶然ではないはずです。

天中殺期間は、次なる人生に向けて「神がすべてものに与えた修行の期間」と言われています。人気絶頂期にグループがはじめて迎える「天中殺」。韓国の徴兵制度の兼ね合いもあるでしょうが、今回の天中殺が、BTSの「第二章」に向けて大きな影響を与えるだろうことは間違いありません。

(算命学を志す上で)

今回、星の全てを解釈した訳ではありません。有名人の方々は生き方のある一面を曝してくれており、算命学を志す者たちへ、多くの学びを与えてくれている存在だと思います。

人の人生は簡単に語れるものではないはずです。同時に星を読み取ることも簡単なことではないのです。だからこそ、星(命式)を拝見する場合には、みさせていただくという「敬意の心」を忘れずにいたいと考えています。

お読みいただきありがとうございました!