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BLOG 算命学あれこれ話

デビュー日でみるグループの宿命①

算命学では、生年月日から星を算出し「宿命や運命」を読み取っていきますが、これは個人を読み取ることに限定されている訳ではありません。

「原典算命学体系」に、人間の生活に関したもので「誕生日」を所有する事物などすべてに当てはめられるとあります。例えば「国」や「企業」、「グループ」など個人以外の読み取りも可能となります。

だとすると「デビュー日」を誕生日として、アーテイストなどの宿命づけられた本質やムードを知ることができるはずです。

先日、韓国の人気アーティスト【BTS】が、今後のグループ活動に関する考えを発表し、話題になっています。私は昨年BTSファンになったのですが、デビュー日の2013年6月13日からこのグループの星からの特徴やムード、使命などを調べてみたいと思います。

(※今回はデビュー日のみで、メンバーの生年月日は一切考慮しません)

BTS(防弾少年団)・男性グループ/「2013年6月13日デビュー」 

【陰占】

   庚 戊 癸

 寅 戌 午 巳

 卯 辛 己 庚  

(陰占が表していること)

①日干支の星は「心」を表しています。

【庚戌】は、金性の攻撃本能の星。別名「陸路将軍」と言われ、「金神天門」を鎮護する役割があると言われています。表面は穏やかながらも強い意思を持っている星です。これは周囲に左右されないということにもつながっており、いざという時こそ「強い力」を発揮する特徴を持っています。

②月干支は、「立場・立ち位置」を表わしています。

【戊午】は、今にも噴火しそうな火山を象徴している星ですが、強運で頭の回転が早く特殊才能を持つなどの意味があります。

③年干支は、「仕事」を表わしています。

【癸巳】は、山から清らかに流れる小川を象徴しており、知性の星です。出所進退を弁えながらも諦めない心を持つとされています。またこの星には企画・創作力の才能があるとされています。

④天中殺は「寅卯天中殺」です。2022年2月4日から2年間の天中殺期間に入りました。

【陽占】

(十大主星の特徴)

①中心星は「玉堂星」ですが、ここがグループの本質の部分になります。この星は、正統な学問・知恵の星です。純粋性や慈愛などの意味合いも含まれます。

星を見る際、「精神」「現実」の2つの概念も考慮します。算命学では「現実よりも、精神が先行する」という考えがあり、その人物なりの現実(行動)は精神の星が影響を与えており、それにより現実が作り出されるというものです。ここで言う「精神」とは「自分はこうありたい」という信条のようなものと捉えればイメージしやすいかもしれません。

②グループが持つ精神性、信条にあたる部分は南に位置する「龍高星」です。玉堂星と同じ知性の星ですが、体験に基づく知性であり、新しさ、改革、海外とのご縁があるなどの意味がある星です。そして【庚】から生まれているため「創造」が大きな特徴です。

③精神の行きつく先(ゴール)は、北に位置する「調舒星」になります。この星は、一般的には神経質、孤独などの意味がありますが、【庚】から生まれているため「反発・反抗」という意味が当てはまります。

「反発・反抗」という言葉からは、少しネガティブな印象を感じるかもしれませんが、彼らはアーティストです。どんな分野であれ偉大なアーティストは、自分の中に生まれる反発心や葛藤のエネルギーから人の心を打つ作品を生み出すと言われています。

④精神と相対する「現実」の面には、守備本能の星があります。東の「貫索星」は行動力と強い自我を持つ守りの星で、西の「石門星」は和合性と特別意識を持った集団を作り出すという意味があります。

(十二大従星の特徴)

①初年期の「天貴星」は、真面目になんでも学びとる学習の星。そしておしゃれで品を感じさせる星です。

②中年期に、芸能の星と言われる「天恍星」をしっかり持っています。

「天貴星」「天恍星」から、存在するだけで「華」があるグループだと解ります。

③晩年期にある「天堂星」は間断の気の星と言われ、年齢差のある人ともご縁が生まれます。BTSの人気が若者だけでなく、上の世代からも支持されている証だと言えますね。

今回は各星の主な特徴を出してみました。ここに挙げた星の意味だけでも、すでに私たちが目にしているグループの特徴がうかがえる気がします。

次回は「陰占と陽占」から出てきた意味を交えて、さらに特徴をまとめてみようと思っています。