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乙丑一月に思うこと

2024年は元旦に北陸・能登で大きな地震が起こり、翌日には羽田空港で事故が起こり心が痛む新年の幕開けとなりました・・・

この出来事を通して、改めて感じいったことがあります。

【宿命と運命】

今回のような天災・災害・不慮の事故に遭遇することと、自分の宿命との相関性は別ものとして考えるのが妥当なのであろうという考えに思い至りました。

私たち人間(自分)は、宇宙・自然という空間の中に存在しています。そのため、宇宙・自然からのはかり知れない出来事に影響を受ける存在なのです。

このような影響をどのように受けるのかは、個人個人で違いが生まれます。

元日の地震を例にとれば、能登地方にお住まいの方々は大きな被害という影響を被り、私はたまたま別の場所で暮らしていることもあり被害は受けませんでした。

宇宙・自然が起こす脅威に遭遇するかどうかは、例えばですが「善人」であるか「悪人」であるかは関係がありません。

宇宙・自然においては、自分の生き方が善人的であろうと悪人的であろうとそれは平等の存在であると言え、このことは一極二元論の解釈にも通じるところがあります。

そして生涯を通して、天災や災害に遭遇する人もいれば遭遇しない人もいる訳ですが、遭遇しないから幸、遭遇したから不幸とも言いきれないのだと思います。そしてまたどういう生き方をしていくのかも自分で選択ができます。

災害や被害が自分の身に降りかかってしまうことは、とても大変で様々な痛みを伴なうことだと思いますし自分にそのようなことが起これば、きっとその瞬間は自分は不幸であると感じるかもしれません。

でもそのようなことが今後自分にも起き得るということを自覚し、仮に起きてしまった時のための備えをしたり、その時に自分がどのような在り方でどのように対処できるかということの方が重要なのだと思います。

【一月は乙丑】

算命学の暦では、1月6日から月干支は「乙丑」となりました。

乙丑は、別名『雪中初生の草』と言い春にすぐ芽を出す冬草という意味があります。

自然界では、厳しい冬の後に必ずや春が訪れそこには新たな息吹が生まれます。

たまたま今回は災害に遭遇しなかった一人ではありますが、生かされていることへの感謝と今自分にできることをやっていこうと改めて感じた”小寒の候”であります。

そして今年もどうぞよろしくお願いいたします!