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BLOG 占技

算命学でいうところの結婚

今日は9月9日、重陽の節句です。「菊の節句」とも呼ばれ、菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして無病息災や長寿を願う日で素敵なお節句だなと感じます。

そして最近は、虫の音色とともに流れる風にも涼しさが感じられ夏から秋への移り変わりを感じますね。

(結婚とは?)

教室の題材でここのところ「結婚占技」についてまとめています。高尾宗家の「原典算命学大系」には結婚の概念が興味深くまとめられていますが、改めて「結婚」について考えさせられています。

大系内にある文章の詳細は割愛しますが、私が特に目を引いたのは「結婚とは最初の出発時の状態(形)が大切であり、いったんその状態(形)で進んだら最後まで修正はきかない」という点です。

これは例えば、とある女性が専業主婦を自己の役割として結婚生活をスタートさせた場合、その後の人生でやってみたい仕事ができ仕事に就くということは、結婚生活においては矛盾(結婚の崩壊)を生んでしまうことになるというものです。

新たな仕事につくということは、その女性にとっては新たな体験が得られ、また家計的にも豊かさにつながることだと思うのですが、この「豊かさ」と「夫婦間の愛情関係」は別ものであると言えます。

(変化について)

物事は変化していくのが当たり前ですし、私達も人生において様々なことが変化していくことを目の当たりにしています。そのような世の中で、スタート時の結婚の状態を最後まで変えず貫いていくというのは実は相当に難易度が高いことのように思えてなりません。

縁があり結ばれた二人でも「離婚」の選択をするカップルもいるわけですが、その理由はカップルごとに違うと思います。

離婚の代表的な理由としては、①性格の不一致 ②異性関係 ③暴力 などが挙げられていますが、よくよく理由を紐解いていくと高尾宗家のおっしゃっている「結婚当初の状態から形が変わってしまった」ことが起因しているのかもしれませんね。(調べたわけではないのですが・・・)

そして、「算命学では結婚にもある種の才能を必要とする」とあるのは、まさしくこの最初の状態をいかに継続できるかという才能だろうと、改めて感慨深く感じています。

上記の例にあげた女性の場合ですと、やりたいと思った仕事ができないということは妻自身が自分を直接いかすことができないため、妻は精神的な負担(諦め)を強いられることになりますよね。

そしてつまるところ「結婚」とは、何につけても「二人の対話」(家族の対話)がやはり重要であると感じた重陽の節句の日であります・・・