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一陽来復と立春

今日大寒を迎えました。冬の最後の二十四節気で節分までの期間、一年で一番寒さが厳しくなる頃と言われています。

そしてお正月から3週間程経過したタイミングですが、「一年の計」を立てて実行に移されている方もいらっしゃると思います。

実は少し前から「易経」にも興味を持ち学んでいるのですが、易経は算命学と同じように「陰陽(五行)論」がベースの学問です。陰陽の形でれそれぞれに違った意味の卦が64あります。

【冬至占とは】

易経には「冬至占」というものがあることを知りました。冬至の日を「一年の志を立てる日」として、「冬至占」を行うそうです。

冬至の日は日照時間が一年の中で一番短く、陰が最大に極まったタイミングです。陰の極みに到達したということはここから「陽」への反転が始まることになります。そこから「一陽来復」と言われ、この日に「冬至占」を行っているそうです。

「冬至占」では、自分が新しい1年にどのような「時」を体験するのかを、出た卦を通じて知ることができますが筮竹がなくても、コインの表裏を活用して気軽に占うことができるのです。とても興味深い占いでしたので、何かの機会に占い方についてはお伝えできればと思っています。

【もうすぐ立春】

算命学であれ易経であれ、この世の摂理である陰陽五行を通じ宇宙自然の動きや姿から物事を読み解くということに違いはありません。

卯年に自分がどのような「時」を迎えるにしても、そこに良い悪いという判断はなく、ただ「自分にとって必要な時」として巡ってくるだけのことだと思います。きっと必要な時(体験)を経て進んでいくことが人の定めと言えるのかもしれませんね。

易経では、その時々の時(時中)に従うことがその後に物事が亨ることであると説いています。同時に中庸の重要性についても説いています。

このことを算命学的には「天中殺には天中殺の時に従う」、「天剋地冲の時には天剋地冲の時に従う」ということが、逆行の時だとしても物事が亨るための道理であると、解釈ができます。

そして物事のスタートはやはり大切です。立春まであと二週間。

新たな一年に体験させていただく「時」としっかり対峙するため、周辺の準備を整えていきたいと思った大寒の日でありました・・・