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BLOG 鑑定の心得 雑談

占いとAI

最近、AIを活用して疑問を解決する「ChatGPT」のことをよく耳にします。このGW期間中に私は占う側として鑑定をしていたのですが、ふと「占いもいつかChatGPTのようなものにとってかわられる時がくるのかな?」という疑問が浮かびました。

私はまだChatGPTを使用したことはありませんが、予測が難しいものや不健全な質問に関しては答えられないという回答になるようですね。

占いに関しても優秀なAIと言えど現時点では回答は難しいだろうと、個人的には感じています。

【占いの役割とは】

最近、自分の鑑定体験から、「人と人」が(同じ時空で)向き合い対話することの意義をすごく感じます。言葉にするのが少し難しいのですが、互いに何らかの必要性があって、自分の目の前に現れたり他者の目の前に現れたりしているように思います。そして互いに言葉・姿勢などから多くのものを受け取ったり、逆に自分が与えたりしていると思うのです。

占いでは時として一期一会的な出会いが生まれることがあります。自分と他者の人生の道程や体験には違いがあるはずですが、他者と同様の経験値がなかったとしても実際に対話する機会を得た人とは、理屈ぬきでその時互いに関わる必要性が生じたということだろうと感じています。

【間占】

最近、算命学の占い方の基本的な考え方に「間占」というものがあるということを知りました。

宿命の星だけを見ていても、運命は読み取れないというものです。算命学には、以下の方程式があります。

運命 = ( 宿命 + 環境 ) × 努力

その人の置かれた環境を理解したり把握し、その人の宿命と環境の間でどのような状態が生まれているかを読み取ることが「間占」ということになります。

鑑定は簡単なことではありませんが、このようなところが人間だからこそ対応できる部分だろうと考えています。

「人だからこそ、そして自分だからこそのコミュニケーションを大切にしたいな」とGW明けの晴れ間をみて感じています。