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BLOG 干支 算命学あれこれ話

星と環境の一致

立春からはや1か月、6日に節入日となり3月を迎えましたね!

今年は癸卯年ですが、3月も乙卯月と「卯」が重なっています。先日、算命仲間とも「卯」ってなんだろう?という話をしていたのですが、私の「卯」のイメージは東方の正位置かつ春ということで「スタート」という言葉が頭に浮かびます。

「スタート」というと、入学、卒業、就職、転勤、引っ越し・・・など、これらは春の代名詞です。このタイミングで実際に環境に変化が起きる方もいらっしゃると思います。実は「環境」ということについて、最近感じることがあります。

【人との相性】

占いや鑑定を通じて、人との相性を見させていただく場面が結構あります。恋人や夫婦の相性がどのような繋がりがあるかは命式から読み取ることができます。

カップルの数だけ相性の現れ方がある訳ですが、私が受けるご相談の多くは「共通干支」を所有していたり「干合関係」である等、なんらか強い繋がりがあるカップルが多いですね。

【星の相性はいいはずなのに・・・】

そして実際にお話をお聞きしてみると、相手と意思疎通がうまくいかずに悩んでいるというご相談も結構あります。このような悩みのあるカップル(夫婦)が命式上では俗に言う「良い相性」同士であったとしても、心地よい関係性を維持できると約束されている訳ではありません。

例えば、家族のように長く時間や空間を共有している者同士であったとしても、一人ひとり性格も考え方も違う訳で、「相性がいい命式=現実も相性がいい」を実践していくことは、実は相当にお互いの努力が必要なことだと思っています。

【星と環境の一致】

なぜ「命式上の相性は悪くないはずなのに現実の関係性がよろしくない」のか?

このようなご相談を受けるたびに感じていることなのですが、この問の答えの一つに「星と環境が一致しているか」が相性の観点でもあると思っています。

言いかえると「星の特徴どおりに相手と関係を築けているか?」ということです。

そしてそこには、個人が「心地よいと感じること」「違和感に感じること」にも着目することができると思っています。

簡単に言うと、以下のような感じです。

・星と環境の一致 → 心地よい → 自分の星の特徴を生かせている

・星と環境の不一致 → 違和感(につながる)→ 自分の星の特徴を生かせてない

【他人は変えられないけれど・・・】

人との相性云々は理由も多々あるため、環境の整備だけで片付くことばかりではないともちろん思っています。

しかしながら、時に自分の星と環境がマッチしているかを確認し、マッチしていない部分があるならば、なんらか手を打てることがないかを考えてみるということは有効的なことのようにも思います。

関係維持を望む場合には、相手の星は相手にあった環境になっているかという視点も大事なことだと思います。

実際他人を変えることはなかなかに難しいですが、自分(相手)が立っている(置かれている)環境に視点を向け、まずは自分ができることで環境を整えていくことの方が、他人を変えようとすることよりも時間的にも労力的にも効果があるように感じるのです。。。そしてこのことは自分の全般的なことにも言えることだと思うのです。

今いる(置かれている)環境は、自分の星の特徴と一致していますか?