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【算命学撫子塾】宿命と運命と大運

「宿命」と「運命」はどこが違うのでしょうか?

どの国に生まれてくるか。どのような両親から生まれ、それはどのような家系なのか。サラリーマン家庭か、商売をしている家系なのか・・・またその家族構成はどのような構成で、どう育つのか。

これらは、すべて「宿命」になります。

逆に「運命」とは、最初から決まっているものではなく自分自身が選択し、起こした行動などから生れる結果と言えます。

どのような職業につき、どんな相手と結婚するのか、いつ何をするのか。

これらは始めから決まっているものではなく仮に選択の余地がなかったとしても、その行動を選ぶのは自分自身のはずで、その結果を「運命」と呼んでいます。

算命学から出される命式や人体星図は自分に与えらた宿命を意味しますが、そのことで自分の運命が決定しているということではありません。

仮にどんなに素晴らしい宿命を所有していたとしても運命の成功や幸せを約束するものではありません。

自分に与えられた土壌(宿命・環境)から、自分という花をいかに咲かせていくのかは、自分の宿命を理解し適切なタイミングで肥料や水を与えることで大輪の花が咲く運命となるのです。

算命学では自分の運命のムードは10年ごとに変化していきますがこれを「大運」といいます。ここでいうムードとは自分の精神性(心・想念)と言えます。

10年ごとに回る星がその10年間の想念となり現実を生み出していくともいえます。

人により大運のスタートは1歳~10歳まで違いがでますが早い遅いの判断はなく、各自のスタート年齢が自分の精神の出発となります。

大運でも様々なことがわかりますが、一番はじめに回る星はその方の人生において生涯本人の運命に関わっていきます。

大運を知ることは自分の人生行程をどのように進んでいくかのヒントとなり、その想念は生れる時に自分で決めてきた人生のシナリオとも捉えることができると思います。