撫子塾のホームページをリニューアルし鑑定キャンペーン中ですが、今回はご予約者様の鑑定を通じて感じたことをお伝えさせていただきます!
算命学では人間も自然の一部として考え、その自然観の中で人の人生がどのような流れの中にあるかを読み解いていきます。それが算命学の占いにあたります。
カウンセリングを学ぶと『答えはじぶんの中にある』ということを耳にします。 じぶんの中に答えがあるということは言葉尻では理解はできますが、答えが出せないことは往々にしてあることです。
人が「占いをしてみたい」という気持ちになるのは、その答えやヒントを得るためだと思いますし、良い結果(しあわせ)を得るため方法などを求めている場合もあると思います。
最近特に感じていることですが、『人には自分の人生で果たしたい(果たすべき)事があり、それは人生のどこかで必ず目の前に現れる』ということです。
中には自分が果たしたい事が、まだわからないという方もいらっしゃるかもしれません。その場合でも現実を生きていると色々な事が起きて、どうしたらいいかわからない事や悩みがでてきます。この現実で起こることのヒントを求める場合も答えを探していることに含まれます。
算命学の鑑定では、「天中殺」「位相法」「守護神」などに着目します。(これだけではありませんが)
先日、鑑定させていただいた方は、「寅卯天中殺」で今年から「天中殺」に入ったばかりの方でした。ご自分の興味のあることや勉強されてきたことを副業としてスタートさせたことでの将来的な展望を含めたご相談でした。
自分が果たしたい事が、天中殺や一般的にネガティブと捉えられる時に遭遇することもあると思います。こういうケースは少なくないかもしれません。事象が起きるタイミングは、因果律も含めて、究極的にはその方にとって必要なタイミングで起きると私は思っています。
人生を『航海』に例えた場合、航海する時の海が、「穏やかなのか」それとも「荒れるのか」、このことを知っているのと知らないのとではその行程に大きな違いが生まれ、その後の対処も変わってきます。
「荒れる航海」が想定される場合、それでも船を出すのか、出さないのかは究極の選択です。もし船を出すのであれば相当な覚悟が必要になります。そして、もし何の準備もしないまま航海に出てしまった場合、アクシデントに遭遇する可能性が高まるはずです。
『答えはじぶんの中にある』
ここに照らし合わせてみると、「航海するか否か」や「どんな航海をめざすのか」を決めるのは自分自身です。その方にとって、『航海』を体験することが人生に必要なことであれば、航海しないことが『後悔』となってしまいます。
そのような中、占者ができることは、「時期」「安全度合」「必要な準備」などをアドバイスし、その時その方にとって後悔とならない賢明な『解』を導くことだと思っています。
恩師からの教えに、『算命学は学問であり冷徹である』という言葉があります。
恩師の言葉からも人の命式を読み解いていく「鑑定」は、簡単なことではありません。
それでも私はこれからも、算命学に真摯に向き合い「算命学を通じて悦びを届ける」という思いを忘れずにいきたいと考えています。